これってマタハラ?「現場がまわらない」と、妊婦に休日出勤!

お腹に小さな命を宿した女性の心と体はとてもデリケート。マタハラによる心身のストレスは、赤ちゃんにも影響を及ぼしかねません。赤ちゃんの命を守るためにも、理不尽なマタハラには断固対抗!そんなとき頼りになるのは、やっぱり経験者である先輩ママでした。
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私が以前働いていた職場は、365日体制でのサービス提供を売りにしていました。そのため、日曜日も祝日も関係なく、出勤はローテーション制。
一応、週に1回は休みを入れるという決まりごとはあるのですが、平日の代休を取るのは意外と難しく、結局は多くの職員が代休日にも職場に顔を出さざるを得ないというブラック企業のような状況でした。
そんななか、唯一の例外は妊婦さん。私が入社したころは「女性に優しい職場」というスローガンの下、妊娠中の女性に限っては休日出勤が免除されていました。
そんなスローガンを見て入った女性が多いため、常に妊娠中や育児休暇中の女性が数名いる状態に。「現場が回らなくなる」という理由から妊婦さんへの風当たりは年々厳しくなり、最終的には休日出勤の免除はなし、ということになっていました。
厳しい勤務形態に無理を重ねて出勤する妊婦さんが多かったせいでしょうか。ここ数年は切迫流産や早産になってしまう方が多数出現するという、恐ろしい職場環境に…。
私が妊娠していたころも、この休日出勤を巡ってちょっとした事件がありました。
妊娠8ヵ月でお腹の張りが強くなってしまった私は、医師からできるだけ安静を求められていました。
「無理は禁物。張りが強いときは仕事も休んで横になるように」
できるなら、そうしたい。でも、今週も休日出勤が入っている…。
せめて、別の週へ出勤の予定をずらせないかと、担当者へ相談に行ってみました。でも、返ってきた返事はノー。
「妊婦さんだけ特別扱いしたら、他のスタッフから不満が出るでしょ。どうしてもって言うんなら、休日出勤を代わってくれそうな人に直接交渉して」
代わってくれそうな人って言われても…。元々休みの予定だった人に「私の代わりに出勤して」なんて、正直言いづらい。それに、一体何人に声をかければOKの人が見つかるかも分からない。
でも…、無理して動くとお腹の張りが強くなってしまう。赤ちゃんにもしものことがあったら…。

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思わず涙目になってしまい、慌てて目をゴシゴシしているとき、「どうしたのー?」と声をかけてくれたのは先輩ママ。誰かに話を聞いてもらいたかった私は、これまでのいきさつを話しました。
すると、妊娠・出産経験者の彼女は大反発!「大事な命がかかってるかもしれないのに、なぜ妊婦に我慢させるの!意味がわからない!」
彼女はその日のうちに職場内の妊婦さんや出産後に職場復帰を果たした他の先輩ママたちに声をかけて、現状をリサーチ。すると私だけでなく、他の妊婦さんやママたちも、休日出勤を強制されたことで、困った経験をしたことがあることが判明。
「私たちは特別待遇を求めているわけじゃない。でも、どうしてもというときになんの助けも得られない職場だと、妊娠・出産を機に離職する女性が増えますよ!」
同じ境遇の妊婦さんや先輩ママたちが一致団結し、全員で担当者に直訴。交渉の末、妊婦は規定の休日出勤回数のうち、2回まで出勤免除を申し出ることが可能となりました。私自身もこの制度を使って、無事に休みを取ることができたため、お腹の張りの一番きつい時期をなんとか乗り切れました。
「これってマタハラ!?」と感じるような出来事があったとき、やっぱり頼りになるのは経験者だと実感。
ちょっとした悩みでも、誰よりも親身になって相談に乗ってくれることがほとんどでした。
妊娠中は普段よりも、周りからのフォローが必要な場面が多くなってしまいます。多くの妊婦さんは「迷惑をかけたくない」と遠慮して頑張り過ぎてしまう傾向にありますが、赤ちゃんのためにも無理は禁物です。
私自身も今回のことを通して、無理なときは「無理」ということの大切さを教えてもらいました。
マタハラとは言わないまでも、妊娠中に困ったことがあったときは、一人で抱え込まず先輩ママや同じ境遇の妊婦さんに相談してみることをお勧めします。
そして力になってもらった分は、いつか自分が先輩ママとして、困っている人に返してあげられたらいいなぁと思います。

※掲載されている情報は、2019年12月時点の情報です。プラン内容や価格など、情報が変更される可能性がありますので、必ず事前にお調べください。
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