幼稚園バザーの裏側 売れそうもない手編みのセーターを持ち込む保護者に困惑

バザーで大人気のハンドメイド雑貨。しかし、なかには、売れそうもない品物を持ち込む人も。「食品以外はOK」というルールが、物議をかもしています。

David Sacks/iStock/Thinkstock

園ママ作のおしゃれでかわいいハンドメイド雑貨がプチプラでゲットできる幼稚園バザー。
特に、園で使えるループ付きタオルや巾着などは、毎年取り合いになるほど大人気です。
バザーに出品するハンドメイド品は、食品以外なら全てOK。
バスソルトやアクリルたわしなど、バラエティー豊かな品々が集まります。

ところが、なかには扱いに困る品物が持ち込まれることも…。
使用済みペットボトルを使った手作りおもちゃや、手編みのセーターなどがその一例。
買い手が見つかりそうにないものと、バザーでは高すぎる品物(値段は出品者が決めていいルールです)は、役員の頭を悩ませています。

集まった品々は、まずカテゴリー別に分類されます。
出品エリアは限られているので、バランス良く並べるのはもちろんのこと、類似品を求められた時に対応をしやすくするためです。
ここから、売れそうもない、売りにくい商品をどうするかの話し合いが始まります。

役員は、バザーの時間内に商品をさばききらなければいけません。
救いの一手は、役員のみに許されている「値下げ」の権限。
万が一、時間内に売れ残りそうな場合は、たたき売らない範囲で値段を調整していいことにはなっています。
とは言え、作者が同じ園のママともなれば、そう易々と価格を下げるなんてできないもの。

romiri/iStock/Thinkstock

「とりあえず、あさイチから出品しましょう!」
ベテラン役員さんによれば、売れそうにない品物ほど、人が集まるあさイチから出品した方がいいとのこと。
なかには買ってくれる人もいるかもしれないし、万が一売れなくても言い訳がしやすいと言うのです。
こうして、幕を開けたバザー。人気のアイテムはあっという間に完売!売れ残りの品物が、悪目立ちし始めます。

「こちらもいかがですか?」
お買い物をした人には必ず声がけするようしているものの、売れ残り予想は完全に的中。
もはや値引きは時間の問題です。
「値段、書き換えていいよね?いくらにする?」
こう話していた時です。
背後から作者が登場しました。

「値引きされるくらいなら引き取らせていただきます。」
そう言ったのは、手編みセーターの作者。
自分が丹精込めて手編みしたものを、安売りはしたくないと言うのです。
「分かりました。まだ、セーターを着るには暑いですもんね…」
苦し紛れの言い逃れをするベテラン役員さんの隣で、ホッと胸をなでおろす私たち。

手作りおもちゃの方は、「逆にお金を取るのが悪いと思ったくらいなので」という作者のお言葉に甘えて、欲しい人に無料で引き取ってもらいました。
こうして、何とか乗り切れたものの、売り方次第ではママ友関係にヒビが入るリスクをはらむバザー。
「食品以外はOK」というルールの見直しが迫られています。

※掲載されている情報は、2019年12月時点の情報です。プラン内容や価格など、情報が変更される可能性がありますので、必ず事前にお調べください。
2019年10月1日からの消費税増税に伴い、表記価格が実際と異なる場合がありますので、そちらも併せて事前にお調べください。

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