「親富孝」から「親不孝」へ原点回帰!『親不孝通り』の今昔物語

福岡市中央区天神3丁目と舞鶴1丁目の境に位置する「親不孝通り」。この通りは、かつて九州各地から若者たちが集まる繁華街でした。実は、1970年代に大手予備校があり、浪人生たちが目立ったことから「親不孝通り」と呼ばれるようになったと伝えられています。
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親不孝通りの意外な由来とは?

親不孝通りには、バブル期に「マリアクラブ」という九州最大級のディスコが開設され、深夜まで若者たちの賑やかな声が響いていたそうです。バブル崩壊後はマリアクラブもなくなり、人通りも激減。治安の悪化も指摘されるようになり、イメージを刷新しようと2000年に名称を「親不孝通り」から「親富孝通り」と改名。

しかしながら、「親富孝通り」と改称してもかつてのような賑わいが戻ってくる様子はなく、地元住民と商店主の皆さんが話し合った結果、7割以上の賛同を得て2017年2月「親不孝通り」に再び改名されました。江戸時代の町名を街おこしで復活させる動きは珍しくありませんが、「親不孝通り」→「親富孝通り」→「親不孝通り」と変わる街は珍しいのではないでしょうか。

現在、深夜に親不孝通りを一人で歩いてもそんなに治安の悪さは感じませんし、親不孝してそうな若者をよく見かけるわけでもありません。クラブやライブハウスなどは多いのですが、休日の早朝などに歩くと、住民や商店主がきれいに清掃したと思われる名残が道路に残っていたりします。

最近の「親不孝通り」は、ハロウィンの季節に仮装した若者たちが大勢集まるなど、徐々に賑わいが戻ってきたような気もします。名称の変遷とこの街の歩んできた歴史に思いをはせながら、新しいステージを迎えようとしている「親不孝通り」を皆さんもぜひ散策してみてください。

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