わっぱ弁当を綺麗に仕上げるには、
1. 食材選び
2. 盛り付け方法
3. 弁当包み・箸選び
の3つにポイントがあります。
これから写真付きで細かくレクチャーしていくので、是非参考にしてください。
木素材のわっぱの弁当箱は、色のある弁当箱に比べて、仕上がりが地味な印象になりがちです。
そのため、具材で彩を取り入れることを意識することが大切です。様々な色の具材を使用することで、弁当全体を華やかな印象に仕上げることができます。
下記に、弁当に取り入れたい5色と具材例をまとめました。
色を意識して具材を整えるとバランスよく仕上がります。ぜひ参考にしてみてください。
▼取り入れたい色・食材例
白 :白飯(飯)
赤(オレンジ):焼き鮭(主菜)
緑 :ブロッコリー(副菜)・大葉(添え物)
黄 :卵焼き(副菜)
黒(茶色) :ひじきの煮物(副菜)・梅干し(トッピング)
次に、盛り付けについて解説します。ここでのポイントは、わっぱ弁当の隙間を埋めることです。弁当はぎゅっと詰まっている方が、見た目が綺麗に仕上がります。隙間があると、持ち運び中に具材がずれてしまったり、味が混ざってしまうので注意してください。
しっかりと隙間を埋めるためには、盛り付けの順番が大切になります。大きな具材から小さな具材の順で盛り付けていきます。詳細は下記の通りです。
(1)飯(白飯):おかずの方面に向けて斜めに盛る
はじめに、弁当の中で一番大きなスペースを使用する白飯を盛り付けます。ここでは、おかずを乗せやすいように工夫して盛り付けることが大切です。
おかずを乗せたい方向に向けて斜めに盛りましょう。こうすることで、おかずが固定されやすくなり、隙間をきっちり埋める土台づくりができます。
(2)主菜(焼き鮭):中心に向けて、ご飯に立てかけるように盛る
次に主菜を盛り付けます。弁当のメインである主菜は、大きな具材なので、弁当箱にスペースのある、はじめの内に盛り付けることが大切です。
存在感が出るように、写真のように中心に向けて盛り付けましょう。このとき、仕切りに大葉やバランを使用するのがおすすめです。彩りが加わり、より綺麗な見た目になります。
(3)汁気のない副菜(ブロッコリー・卵焼き):主菜を囲むように盛る
次に、副菜の内、汁気のないものを盛ります。主菜の周りを囲い、弁当箱の空間を埋めるように意識して盛りましょう。具材を盛り付けた時に寂しい印象になったら、先ほど同様、仕切りに大葉やバランを活用し、彩りを足しましょう。
(4)汁気のある副菜(ひじきの煮物):弁当用のカップを使って盛る
続いて、汁気のある副菜を盛ります。水分が漏れないよう、弁当用のカップを使いましょう。まず、空間を埋めるようにカップを配置し、そこに具材を詰めます。こうすることで、上手く隙間を埋めることができます。
(5)トッピング(梅干し):白飯の上に盛る
最後に、トッピングをのせます。隙間が全て埋まっていても、白飯の部分になにもないと寂しい印象になってしまうので、ご飯の供をのせると良いです。
今回は梅干しを使用しましたが、それ以外に、昆布の佃煮や黒いりごまなどもおすすめです。はっきりとした濃い色の具材を乗せることで、白飯部分の視覚的な隙間も埋まり、全体的に引き締まった印象に仕上げることができます。
わっぱ弁当の盛り付けは、食材をバランスよく配置し、隙間を埋めることが大切です。
皆さんも、5つの工程・ポイントを意識して盛り付けてみてください。
(1)飯(白飯):おかずの方面に向けて斜めに盛る
(2)主菜(焼き鮭):中心に向けて、ご飯に立てかけるように盛る
(3)汁気のない副菜(ブロッコリー・卵焼き):主菜を囲むように盛る
(4)汁気のある副菜(ひじきの煮物):弁当用のカップを使って盛る
(5)トッピング(梅干し):白飯の上に盛る
最後に、わっぱ弁当と合わせるのにおすすめなアイテムを紹介します。
(1)弁当包み :シンプルで淡い寒色を使用すること
華やかな食材の色が引き立つよう、柄のないシンプルな弁当包みがおすすめです。わっぱの明るい茶色との対比になるよう、寒色のものを選ぶと全体がすっきり見えます。
(2)箸:わっぱ弁当箱の木の材質に合わせること
全体の統一感がでるように、木の弁当箱には木の箸を合わせるのがおすすめです。
また、わっぱ弁当の色味と同系色の箸を選ぶことでまとまりがでます。
今回は、わっぱ弁当をバランス良く、華やかに盛り付ける際のポイントを紹介しました。
食材ごとの盛り付け順や選び方など、ちょっとしたポイントで仕上がりの印象ががらっと変わります。
皆さんもぜひ試してみてください。