「鳥獣戯画」と「明恵上人」に会いにいこう!九州国立博物館

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「カエルが相撲をとっている」「ウサギが川遊びをしている」など、動物がまるで人間のように描かれている鳥獣戯画。(正式には鳥獣人物戯画)。一度は目にしたことがあるのでは?(六年生の国語の教科書に掲載されているとか…)この絵を目にする事が出来ます。

九州国立博物館

今回はそのレポートです。
http://www.mikifunnit.com京都の北西に位置し、市内の喧騒を離れて静かにたたずむ高山寺。この高山寺を、人並み外れた行動力と篤い信仰心で牽引したのが、鎌倉時代初めに高山寺を中興した明恵上人(1173-1232)です。

今回の特別展は、近年修復を終えたばかりの国宝「鳥獣人物戯画」甲乙丙丁の全4巻をはじめとする高山寺の名宝と、明恵上人と同時代を生きた人々との親交を語る品々から、稀代の聖僧・明恵上人の実像に迫るというものです。
※世界遺産 栂尾山 高山寺 公式ホームページはこちら平安時代の末に生きた明恵上人は、親鸞とともに仏教界に革命を起こした2人とも言われているそうです(私は勉強不足で知りませんでした…)。

エピソードがすごいんです。
和歌山県に生まれ。9歳て真言密教を学び、華厳を修学する。
24歳のとき、修行に専念するため、自分の耳を切る。
ええ?!自分の耳を…?なぜ?
修行に集中する為に、耳を切ったのだとか…
またこのような月の歌も詠んだそうです。
「あかあかやあかあかあかやあかあかや
あかあかあかやあかあかや月」
…えっと、私が寝不足でパソコンに向かった為、「あ」と「か」をこんなに打ちまくっていたという話しではありません。
月をこよなく愛し、月を歌った歌が多いため「月の歌人」とも言われ、月の明るさ、清らかさ、耳を切ったのと同じく、求道一途の彼が理想としたそうです。すごすぎる…。
そんなことを思いながら、会場を進んでいくと、その感受性の豊かさに心惹かれていきました。お釈迦様が産まれたインドに憧れ、インドに行こうと何度も計画を立てるが、行く事が出来ず。それでもインドが好きすぎて、西の方角にある和歌山県鷹島で拾った石を、釈迦の骨として、ピカピカになるまで撫でていた。

もとは、拾った石。こんなツッルツルになるまで、握っていたとはどれだけ憧れをを持って握ったんだろうと。 
この石に対しては、こんな歌も詠んでいます。
「我去りて のちにしのばむ人なくば、飛びて帰りね 鷹島の石」

それを聞いて、太宰府での
「東風ふかば匂いおこせよ梅の花、主なしとて春な忘れそ」
を思い出しました。
あるべきよは?と、一生をかけて、あるべき姿を問い続けたという明恵上人
また栄西から宋から持ち帰ったお茶の種をもらい、初めてお茶をもたらしたとのこと。私のふるさと、八女茶もここから来たのかな〜と、眺めていました。 

夢の記録もつけていたそうです。
こんなことまで書いて大丈夫?というのもあるようで、
…天女にせがまれて、キスをした。という一説も。 

60歳で亡くなるまで、多くの方から愛され、敬意の念を持たれていた明恵上人。会場には、関連する多くの展示品が展示されていますが、中でも、経みつ、旅笥、明恵式の涅槃図などは初公開とのことで、貴重な機会となりました。
またアジアとの交流が偲ばれる、当時の最先端の経本も出店されていて、
「この海を越えて来た教本を、それぞれの時代や文化にあわせて写していったという目線で見るのも面白いですよ〜」
と説明をしていただきました。
ぜひ、九州国立博物館へ。自分の目で確かめて見てください。

※情報は2016.10.4時点のものです

なまはげみき
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