絹谷香菜子さん 多様性と無限の可能性を秘めた日本画の魅力

今回は、国内外で注目を集める新進気鋭の日本画家、絹谷香菜子さんをご紹介します。
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―作品のモチーフは。

以前は鳥類をモチーフにした作品が多かったのですが、イギリスに留学した際、多様な人種や価値観を肌で感じ、モチーフを限定せず多様な動物を描いていこうと思うようになりました。

―福岡アジア美術館で6月に開催された「Heart Art in FUKUOKA 2016」では、「金色の月夜に舞う麒麟」を出品されました。

麒麟は、神聖で縁起のいい生き物と伝えられています。金色のたてがみ、躍動する四肢、女性的なしなやなか身体。いろいろな資料を基にイメージを膨らませて描いたのですが、作品を通して、新しい人生のきっかけや神聖な兆しを感じ取っていただけたらと思います。 

―日本画とプロジェクションマッピングのコラボ作品も注目を集めています。

福岡のクリエーター集団「ZERO-TEN」とコラボし、プロジェクションマッピングと日本画の融合に取り組みました。絵画は動くものや情景、感情を平面で表現するものですが、プロジェクションマッピングを使えば3次元の世界で表現できます。平面的な作品が最新の映像技術を駆使することによって、平面では表しきれない動きを自在に変化させることが出来るため、新しい芸術表現として期待をしています。

―「旅に出るものたち-Leopard-」で描かれたヒョウの瞳が印象的です。

強い意志を持ち、瞳の先に見えるものをまっすぐに見据え、迷いなく歩いていくヒョウの姿を描きたいと思っていました。この作品にプロジェクションマッピングを合わせると、瞳には移り行く景色が映し出されます。そして一歩一歩、強い意志を持って歩み続けていく。瞳の先に見える世界に対し、純粋に、前向きに歩いていく動物の姿を描きたいと思いました。

―日本画の魅力とは。

日本画の素材はすべて自然物から作られています。和紙も筆も墨も、ちょっとした変化で微妙な色の変化が生まれます。墨一色といっても見る人によってまったく違う印象を受けます。モノクロの世界は、色でごまかすことができない分、多様性と無限の可能性を秘めていると思います。それが日本画(水墨画)の魅力ではないでしょうか。

―プライベートでは昨年秋に結婚されました。作品に変化はありますか?

結婚を機に福岡市で暮らすようになりましたが、福岡には大きな木や緑がたくさんあり、生命力のエネルギーを感じています。大地に息吹く生命力、そこで生きる動物たち。動物を描くときには人をイメージして描くことが多いのですが、新たな出会いを通じて作風も徐々に変化していくのではないかと思います。

※掲載されている情報は、2020年01月時点の情報です。プラン内容や価格など、情報が変更される可能性がありますので、必ず事前にお調べください。
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