街も人も、福岡クオリティは実は世界クオリティ⁉ 福岡出身東京人が見た「住みやすく、食べ物も美味しく、願いの叶う夢の街」

こよなく福岡を愛し「第2の故郷」と豪語する、関東在住フリーライターのMARUが「東京在住福岡人に、東京に住んで改めて気づいた故郷の魅力」を聞いていきます。今回はMARU自身が福岡の魅力について語ります。
この記事の目次
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故郷だと自慢したい「稀有な街、福岡」

私は紛れもなく山口県出身で、故郷を愛してもいる。しかしなぜか、今、東京で働いていて自己紹介をするときに、当たり前のように「福岡出身です」と言ってしまうことがある。

学生時代から20代の間過ごした福岡は紛れもなく、私の第2の故郷。話す言葉は今も博多弁。東京で自由に仕事をする翼を授けてくれた師や共に夢を追った仲間が今もたくさん住んでいて、今も年に何度かは「帰って」人に会い、あの街で英気を養う。だから、やっぱり「故郷」なのだ。

私はライターで、東京で仕事をするのが夢だった。日本一の都市で働きたいという思いを携えて福岡を後にして、今、東京から福岡を見て思うことがある。


「福岡は、特別な街だ」


でも、それを伝えると福岡に住んでいる人は口を揃えて「え?そんなことないよー」と言う。

もしかしたら、福岡に住んでいる人こそが、福岡という街と福岡人のポテンシャルに気づいていないのではないかと思うから、何が特別なのかを今回、書いてみたい。

人のポテンシャル「マルチで優秀な人材の宝庫」

一昔前、1970年代の福岡は「日本のリバプール」と呼ばれていた。

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これは、イギリスの中心ロンドンから離れたリバプールで、多くのミュージシャンやバンドが生まれ、独自のロック文化を生み出したことをなぞり、東京と福岡に置き換えて語られたもの。

福岡に住む人はよくご存じだろうが、70年、80年代、福岡には多くのミュージシャンが独自の音楽文化を生み出し、福岡を盛り上げ、東京へと乗り込んでいった背景がある。

当時は、今のように情報社会ではなかったし、東京にも気軽に行ける環境ではなかったから、本州からは海を隔てた福岡で、東京に迎合しない独自の文化が育ったのは自然なこと。

フクリパ:多くの雑誌も福岡の独自の文化に

音楽だけでなくメディアや紙媒体も福岡だけの世界が確立されていて、2000年ごろは福岡独自のフリーペーパー(タウン誌)は20誌を超えるくらい存在していた。

では、ネット社会となった今はどうなのか。

当然時代の流れもあって情報や創作の独自性は薄れてきていると言えるかもしれない。

でも、福岡という街と人の、包容力と人を育てる力、今も遺伝子のように脈々と受け継がれているように思える。

福岡の人と福岡という街は、外から俯瞰してみても非常に元気だ。

特に、女性たちは常にアクティブで、自分のやりたいことや夢に向かって邁進しているというイメージがあるし、福岡の人たちは、自身では気づいていないが大変優秀で、マルチな才能を発揮している傾向があるように思う。

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⬆︎【国内100都市を対象にした成長可能性都市ランキング】都市の産業創発力を、「多様性を受け入れる風土」「創業・イノベーションを促す取り組み」「多様な産業が根付く基盤」「人材の充実・多様性」「都市の暮らしやすさ」「都市の魅力」という6つの視点から、131の指標を用いて総合的に分析。ーFukuoka Factsよりー

その源は、福岡という街の包容力と、可能性を育てる力にあると感じるのだ。

私自身、この街で「ライターになる」と決めて、会社員を辞めて福岡でその夢の実現に向かって動き出した。23歳のときだ。

そのとき、私に手を差し伸べてくれたのが、当時アヴァンティという情報誌の編集長だった村山由香里さんだった。未経験、文系の学部を出ているわけでもない私にはなかなかハードルが高く、求人を見て媒体に応募するも履歴書段階で落とされる毎日。

最後の手段、読者のフリをして村山さんに直接電話をし、「雇って欲しい」と直談判してみたら、村山さんの返答はなんと「明日いらっしゃい」だった。

これには正直、電話をした私のほうが驚いた。

翌日伺って、自分の思いの丈を全部伝えてみると、さらに「明日からいらっしゃい」という回答をいただき、私はライターへの切符をもらったのだ。

福岡の凄さはこれ。この街の女性経営者の器がとにかく大きいこと。そして、夢を求めて行動している人の思いを引っ張り上げる力を持っていることだ。

さらに、福岡では東京ではできない仕事が可能になる場合が多々ある。

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⬆︎【起業を希望する人の割合ランキング】新たに仕事をしたいと思う人のうち企業を希望する人の割合。ーFukuoka Factsよりー また、企業数と女性社長率を対比した「女性社長率」は、全国平均13.4%を超える15.6%で全国第4位。

福岡の情報誌の仕事をしていたころは、営業や企画、取材から執筆、編集まで、一貫して携わることができた。一方、東京ではもっと分業化されていて、編集とライターは完全に別の仕事。さらに、営業ともなれば畑が違う。

だから、東京では、ライターはライター。編集は編集。相互の仕事に携わることがない。一方、福岡から上京した人間は、編集ができるライターとして乗り込める。企画や営業の流れもわかったうえでその記事に向き合えるのだから、強い。

ちなみに、私の福岡時代の同僚たちの何人かは上京し、東京で全国誌の編集者になったが、彼女らもぞんぶんに活躍していた。

これはきっと出版業だけの話ではない。福岡という街の規模で仕事をしていると、携わる人間が限られることなどから、必然的にマルチプレイヤーとして育てられていくように思う。

だからといって、専門性が低いわけでもない。大都市だからこそのクオリティは維持されたまま、能力を自由に発揮していける風土が、福岡にはあるのだ。そして、それを受け入れ、育てる優秀で懐の深い経営者が多数存在している。

夢ややりたいことを実現するにしても、とにかく魅力的な街なのだ。

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⬆︎【学校(大学・大学院・短大・高専・専修学校)の数ランキング】福岡市人口10万人あたりの学校の数は、全国第1位。「福岡なら何でも学べる!」この辺りもマルチプレイヤーが生まれる所以。ーFukuoka Factsよりー

街のポテンシャル「一極集中都市が夢を叶える」

改めて、福岡の街の良さとしてあげたいのが、人々の距離感だ。

街の中心となる場所は天神(今は博多駅周りも)で、人々は中心地を目指してやってくる。

新天町の商店街を歩いていれば知っているDJがサテライトブースでラジオ放送をしているし、地下街や駅のホーム、デパートの中で友人に偶然会うこともしょっちゅう。東京ではこんなことはまず起きない。

そして、東京近郊に住んでいて未だに慣れないことがある。

それは、人に会うにしろ、どこかへ行くにしろ、40分程度は電車に乗って移動するのが当たり前ということ。ドアtoドアなら1時間以上、往復2時間は移動時間。

さらに、東京、神奈川、千葉、埼玉……と、多くの人が日々、県を跨いで移動する。なかなかの異常ぶりだが不思議と慣れていく。これは、関東エリアならではだと思う。

Fukuoka Facts

⬆︎【福岡・東京の空港から主要都心部までの距離と時間比較】改めて比較すると歴然。ーFukuoka Factsよりー

福岡に住んでいたころは、職場から自宅までの道のりは電車で2〜4駅ほどだった。乗っている時間は10分もない。さらに、空港も都心から地下鉄で10分という距離。これは、自転車で移動しようと思えばできる距離だ。

実際、多くの福岡人(特に単身者)は福岡の中心、天神や博多からさほど離れていないところに住んでいて、終電を乗り過ごしたときにタクシーで帰ってもさほど懐は痛まない。

この背景には、東京の家賃が高すぎるという問題がある。

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⬆︎【東京・福岡人気エリアの一人暮らし家賃比較 (一例) 】一人暮らしするには快適な福岡市。ー2020年9月 筆者調べー

私が福岡時代に住んでいた、天神から2駅、福岡市中央区・平尾の2K独立キッチン風呂トイレ別の、女性向けの分譲賃貸マンションは家賃7万円程度だった。

これが、都内の便利な場所で借りると15万円くらいするだろうか。

都内に暮らす若者は、ほぼ、家賃のために生活しているようなもの……と言っても過言ではないが、福岡では、給与体系の差はあるにしても、都心に住みながらこのストレスとは無縁と言えるかもしれない。そもそも、食べ物もおいしいし、安い。

フクリパ:福岡名物 もつ鍋・水炊き・焼き鳥・ラーメンはもちろん、鮮魚類も美味しくて安い!

そうなると、家賃や食費以外のところにお金が使えるため、若い世代が夢のためにお金を使うことができるように思う。子連れ世代なら子どものために使えるお金が増えるだろうし、遠方に住まなくて済む分、父親の帰りも多少早いのではと想像する。



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インターネットのおかげで、どこに住もうと同じ仕事が続けられる今の時代。

コロナ禍も手伝ってテレワークが根付くともう、職種によっては都内に住む必要性がなくなってくる。東京でバリバリ仕事をしていた人たちが電車に乗るのを懸念して、移住を考えているという話を聞くと、街の規模や住みやすさ、仕事、自己実現、それらすべてを考えたときに「これからは福岡の時代だなあ」という気がする。

福岡クオリティは東京クオリティ、いや、世界クオリティなのだ。




文=MARU

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