「十二単衣を着た悪魔」監督の黒木瞳さんが舞台あいさつで福岡へ!

 現代のフリーターが突然「源氏物語」の世界へタイムスリップするという映画「十二単衣を着た悪魔」(11月6日から公開中)の舞台あいさつが11月11日、Tジョイ博多(福岡市博多区)で開かれました。監督の福岡県出身の黒木瞳さんが登壇し、映画について存分に語りました。その様子をリポートします。
(C)2019「十二単衣を着た悪魔」フィルムパートナー

 原作は、脚本家・小説家の内館牧子さんの「十二単衣を着た悪魔 源氏物語異聞」。「源氏物語」の中では悪女としてのイメージが強い弘徽殿女御(こきでんのにょうご)は、実は早すぎたキャリアウーマンなのでは、という内館さんの見立てから生まれた小説です。

(C)2019「十二単衣を着た悪魔」フィルムパートナー

 ストーリーは、デキのいい弟に強烈なコンプレックスを抱くフリーター・伊藤雷がある日突然「源氏物語」の世界にタイムスリップして始まります。不審者として扱われるものの、口から出まかせで陰陽師を名乗ったことから後宮で重用されることに。そこで出会った弘徽殿女御は、現代でいうキャリアウーマンのように強い存在で、雷は次第に触発される…という異世界トリップエンターテインメント作品です。

 本作で長編映画の監督は2作目の黒木さんは、同小説を初版(2012年)時から愛読していて、この作品を撮影するにあたってさらに深く勉強したといいます。

 「博物館や資料館へ行って絵巻物を見ていると、古さのせいもあるのかもしれないけれど、すべてが金色に見えるんです。その世界観を表現したかったので、美術にはこだわりました」と黒木さん。

 「(絵巻物には)平安時代の宮中って、屋根が描かれていないんです。だから屋根は全部取っ払っちゃおう!って。あとは庭に黄土色のパンチカーペット(撮影などでよく用いられる敷板のようなもの)を敷くことで、絵巻物感を出しました」。

 黒木さんは、音楽へのこだわりも強く、「平安時代はロック!」と感じて、さまざまなロック音楽を聴き漁ったといいます。「その中で、これだと思ったのがOKAMOTO'Sの『BROTHER(ブラザー)』でした。平安時代を彩る楽曲にまさにぴったり、と思い、まだ粗い編集の映像に『BROTHER』を合わせてOKAMOTO’Sのメンバーに見てもらいました。そうしたら、この映画のためにと主題歌『History』を書き下ろしてもらえることになりました。最後、エンドロールとともに流れる曲で映画の余韻も感じてください」。

 源氏物語を違った側面から楽しめるエンターテインメント作品。きらびやかな絵巻物の世界と迫力ある音楽をスクリーンで味わってみては。

十二単衣を着た悪魔

T・ジョイ博多ほかにて公開中
制作・配給:キノフィルムズ

※掲載されている情報は、2020年11月時点の情報です。プラン内容や価格など、情報が変更される可能性がありますので、必ず事前にお調べください。
2019年10月1日からの消費税増税に伴い、表記価格が実際と異なる場合がありますので、そちらも併せて事前にお調べください。

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