ドクターがアドバイス「糖尿病」 さくらクリニック博多 平野英保先生 

 血糖値をコントロールする投薬やインスリン療法に抵抗がある人、根本から治したいという人が多数訪れるさくらクリニック博多(福岡市中央区)。細胞活動に必須な栄養素を補う栄養補助食品(サプリメント)+個別の食事療法指導により、糖尿病の根本治癒に取り組んでいる、同院の平野英保先生に聞きました。
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西日本新聞

さくらクリニック博多 平野英保先生

 熊本県出身。熊本大学医学部卒業。大阪大学大学院、医学博士取得。アメリカ分子生物学研究所(NCI-NIH)MD アンダーソンがんセンター、産業医科大学などで研鑽を重ね、昭和病院院長を務める。2009年「さくらクリニック博多」を開業。United GEP(遺伝子発現を制御して行う治療)の開発者。

西日本新聞

栄養補助食品+食事療法で糖尿病を根本治療

血糖値コントロールだけではリスクを伴うことも

 糖尿病とは、血液中のブドウ糖がうまく代謝されず、血糖値が基準値以上となる状態が続く病気。投薬によって血糖値をコントロールする治療法が一般的です。

 では、例えば300mg/dlあった血糖値が投薬治療により100mg/dlに下がったとしましょう。理想的な数値に思えるかもしれませんが、残りの200mg/dlはどこへ行ったのでしょう? これは消えて無くなったのではなく、実は別の細胞内や、血管壁、腎臓の細胞、神経細胞内などに移動しているだけなのです。

 すると、将来はどうなるか? 糖が血管壁に移動した人は脳卒中や心筋梗塞に、神経に移動した人は神経障害にと、様々な糖毒性の障害が起きる危険性を孕んでいるのです。

 私は、それでは元も子もないと考え、生命の仕組みを化学的に研究する生化学に基づき、細胞の働きを活性化させて糖代謝を促し、HbA1cを正常域へ戻す治療法を行っています。

※HbA1c…赤血球中のヘモグロビンという色素のうちどれくらいの割合が糖と結合しているかを%で表したもの

サプリメントと食事療法で細胞そのものを元気に

 当院では、インスリン療法や糖尿病治療薬による血糖値の調節だけでなく、糖代謝をはじめ、細胞が酸素と必要な栄養素とを用いてエネルギーを発生させる働きを補助する治療を行っています。

 具体的には、細胞の正常な活動を促進させる効果が期待できるサプリメントの処方と、食事療法の指導です。サプリメントに含まれるのは、糖質をエネルギーに変換するのに必要なビタミンB1、ビオチン、B12、マンガン、マグネシウムなどは必須であり細胞や免疫機能などを維持するセレン、グルタチオン、ビタミンB1を中心としたもの。

 これを月〜金曜に服用し、連続摂取による不応化の予防のために土・日曜は休みます。重症の方の場合は、グリコーゲンの合成や脂肪代謝を補助するサプリメントも併用します。

 糖尿病は生活習慣病であり、食事に気をつけることがとても大切。ビタミンB1を含むのは、ニンニク、パセリ、麦ご飯など。セレンは海産物。グルタチオンはアスパラガスやブロッコリー、リンゴ、ほうれん草など。

 糖分の摂りすぎに注意することはもちろん、中性脂肪を分解するパントテン酸やビタミンB1、マグネシウムなどをしっかり摂ること。塩分が多い食事にはほうじ茶や紅茶がお勧めです。

 昔ながらの日本食を日頃から心がけ、早目の受診で予防法を会得しましょう。

※掲載されている情報は、2020年02月時点の情報です。プラン内容や価格など、情報が変更される可能性がありますので、必ず事前にお調べください。
2019年10月1日からの消費税増税に伴い、表記価格が実際と異なる場合がありますので、そちらも併せて事前にお調べください。

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